水稲「ヒノヒカリ」の品質に及ぼす登熟期の温度条件の影響
香川県における「ヒノヒカリ」の玄米品質と登熟期の気温の関係を出穂期に標高の異なる地点へ移動させることによって解析した。1.千粒重は気温日較差との関係が強く、日較差が大きい地点で重かった。2.玄米外観品質は出穂後30日間の平均気温と負の相関がみられた。「ヒノヒカリ」は出穂後30日間の平均気温が24-25℃以上の条件下では外観品質が低下しやすい品種であると判断された。3.気温が高い沿岸部や平坦部では播種および移植時期を遅らせて、登熟期間中の気温を登熟適温に近づける必要があると考えられた。...
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Veröffentlicht in: | 香川県農業試験場研究報告 2003-10 (56), p.1-4 |
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Hauptverfasser: | , |
Format: | Artikel |
Sprache: | jpn |
Online-Zugang: | Volltext |
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Zusammenfassung: | 香川県における「ヒノヒカリ」の玄米品質と登熟期の気温の関係を出穂期に標高の異なる地点へ移動させることによって解析した。1.千粒重は気温日較差との関係が強く、日較差が大きい地点で重かった。2.玄米外観品質は出穂後30日間の平均気温と負の相関がみられた。「ヒノヒカリ」は出穂後30日間の平均気温が24-25℃以上の条件下では外観品質が低下しやすい品種であると判断された。3.気温が高い沿岸部や平坦部では播種および移植時期を遅らせて、登熟期間中の気温を登熟適温に近づける必要があると考えられた。 |
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ISSN: | 0374-8804 |