水稲新品種「ふさおとめ」の品種特性を考慮した栽培法
千葉県農業試験場で1995年に開発した早生で, 耐冷性が強く, しかも玄米千粒童が「はなの舞」より1~1.5g重い, 良質で良食味である「ふさおとめ」の特性を充分に引き出せる収量目標及び生育目標値と施肥法等を明らかにした.10a当たり収量目標は砂質・壌質土で540~600kg, 粘質土で540~570kgとした.この目標収量を得るために必要な籾数は砂質・壌質土では28, 000~32, 000粒/m2で, 穂数は砂賀土で, 480~510本/m2, 壌質土で450~480本/m2であった.また, 粘質土での必要籾数は28, 000~30, 000粒/m2, 必要穂数は470~500本/m2であ...
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Veröffentlicht in: | Japanese journal of crop science 2000/12/05, Vol.69(4), pp.500-507 |
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Hauptverfasser: | , , |
Format: | Artikel |
Sprache: | jpn |
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Online-Zugang: | Volltext |
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Zusammenfassung: | 千葉県農業試験場で1995年に開発した早生で, 耐冷性が強く, しかも玄米千粒童が「はなの舞」より1~1.5g重い, 良質で良食味である「ふさおとめ」の特性を充分に引き出せる収量目標及び生育目標値と施肥法等を明らかにした.10a当たり収量目標は砂質・壌質土で540~600kg, 粘質土で540~570kgとした.この目標収量を得るために必要な籾数は砂質・壌質土では28, 000~32, 000粒/m2で, 穂数は砂賀土で, 480~510本/m2, 壌質土で450~480本/m2であった.また, 粘質土での必要籾数は28, 000~30, 000粒/m2, 必要穂数は470~500本/m2であった.この穂数を確保するためには, 幼穂形成期におけるm2当たり必要茎数は, 砂質土で590~650本, 壌質土で530~620本, 粘質土で570~620本で, そのための10a当たり基肥窒素施肥量は, 砂質土では4~5kg, 壌質土で3~4kg, 粘質土で1~2kgで, 出穂期前18日の10a当たり穂肥窒素施用量は砂質土, 壌質土で3kg, 粘質土で1~2kgであった.なお, 移植時期は倒伏程度, 精玄米収量, 玄米の外観品質から4月末頃までが適期であった. |
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ISSN: | 0011-1848 1349-0990 |
DOI: | 10.1626/jcs.69.500 |