市販食用青色1号に含まれる付随色素の解明

市販食用青色1号 (B-1) に含まれる付随色素について, フォトダイオードアレイ検出HPLCを用い分析したところ, 5つの付随色素の存在が確認された. それらの中で, 比較的存在量の多い3つ (付随色素C, D, E) を分取し, 単離した. 質量分析計並びに核磁気共鳴分析計を用いて, それらの構造決定を行ったところ, 付随色素CはB-1のメタ位のスルホナト基がパラ位に置換した異性体, Dはスルポナト基がオルト位に置換した異性体, Eはスルホナトベンジル基が脱離した構造であることが判明した....

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Veröffentlicht in:Shokuhin eiseigaku zasshi 1998/02/05, Vol.39(1), pp.7-12_1
Hauptverfasser: 松藤, 寛, 日下, 崇, 佃, 昌俊, 千野, 誠, 加藤, 喜昭, 中村, 幹雄, 合田, 幸広, 豊田, 正武, 武田, 明治
Format: Artikel
Sprache:jpn
Online-Zugang:Volltext
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Beschreibung
Zusammenfassung:市販食用青色1号 (B-1) に含まれる付随色素について, フォトダイオードアレイ検出HPLCを用い分析したところ, 5つの付随色素の存在が確認された. それらの中で, 比較的存在量の多い3つ (付随色素C, D, E) を分取し, 単離した. 質量分析計並びに核磁気共鳴分析計を用いて, それらの構造決定を行ったところ, 付随色素CはB-1のメタ位のスルホナト基がパラ位に置換した異性体, Dはスルポナト基がオルト位に置換した異性体, Eはスルホナトベンジル基が脱離した構造であることが判明した.
ISSN:0015-6426
1882-1006
DOI:10.3358/shokueishi.39.7