カラジウムの葉身切片の培養で再生した植物体における葉色変異の品種間差異

カラジウムの9品種の葉身切片から不定芽原基集塊の経由で幼植物体を再生した. 9品種の再生植物体の葉色の変異率は品種によって全く異なり, 変異しない品種と約15%から45%の変異率を示す品種に分けられた. 'キャンディダムジュニア', 'アーロン', 'フレイダヘンプル', 'ジョンピート.,LC, R. 5'の5品種は再生植物体に葉色の変異個体が認められなかった.'ピンククラウド', 'ホワイトウィング', 'ロザリオ','ジンジャランド...

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Bibliographische Detailangaben
Veröffentlicht in:Engei Gakkai zasshi 1993, Vol.62(2), pp.431-435
Hauptverfasser: 朱, 玉, 矢澤, 進, 浅平, 端
Format: Artikel
Sprache:eng ; jpn
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Beschreibung
Zusammenfassung:カラジウムの9品種の葉身切片から不定芽原基集塊の経由で幼植物体を再生した. 9品種の再生植物体の葉色の変異率は品種によって全く異なり, 変異しない品種と約15%から45%の変異率を示す品種に分けられた. 'キャンディダムジュニア', 'アーロン', 'フレイダヘンプル', 'ジョンピート.,LC, R. 5'の5品種は再生植物体に葉色の変異個体が認められなかった.'ピンククラウド', 'ホワイトウィング', 'ロザリオ','ジンジャランド'は高い変異率で葉色の変異個体が認められた. 各品種の葉色の変異は葉脈部の色が緑色化したものであった. また, 葉脈部の色が緑色に変化した品種のうち, 'ピンククラウド'と'ジンジャランド'では, 葉脈間の色の変異は認められなかったが, 'ホワイトウィング'と'ロザリオ'では, 葉脈間の色も緑色に変化し, 緑色葉身の変異個体となった. また, 葉色の変異個体の葉身を再び培養し, 得られた再生植物体の変異調査を行った. いったん葉脈部の色あるいは葉身全体の色が緑色に変化した変異個体は再びin vitro培養で繁殖しても葉色の変異は認められなかった.
ISSN:0013-7626
1880-358X
DOI:10.2503/jjshs.62.431