圃場面傾斜の測定精度と測点配置の関係: 標準区画の場合

圃場区画を30a(30×100m), 水準測量の測点は方眼に配置されている条件において解析を実施した。 圃場面傾斜を含む圃場の均平精度を実施するために水準測量を実施するが, スタッフを立てる位置が, 定められた測点位置とは離れることが往々にして生ずる。この測点位置のずれが, 圃場面傾斜の測定精度に及ぼす影響について検討し, 以下に示す結論を得た。 1)適切な測点配置に基づいて算出された圃場面傾斜の値には信頼性がおける。2)測点数が多くなるほど, さらにスタッフを立てる位置の精度がよいほど, 測定精度も良くなる。3)短辺方向の測点の配置は3~5点が望ましい。4)測点の配置は3×4, 3×5または...

Ausführliche Beschreibung

Gespeichert in:
Bibliographische Detailangaben
Veröffentlicht in:農業土木学会論文集 1987/12/25, Vol.1987(132), pp.89-96,a2
1. Verfasser: 長利, 洋
Format: Artikel
Sprache:jpn
Schlagworte:
Online-Zugang:Volltext
Tags: Tag hinzufügen
Keine Tags, Fügen Sie den ersten Tag hinzu!
Beschreibung
Zusammenfassung:圃場区画を30a(30×100m), 水準測量の測点は方眼に配置されている条件において解析を実施した。 圃場面傾斜を含む圃場の均平精度を実施するために水準測量を実施するが, スタッフを立てる位置が, 定められた測点位置とは離れることが往々にして生ずる。この測点位置のずれが, 圃場面傾斜の測定精度に及ぼす影響について検討し, 以下に示す結論を得た。 1)適切な測点配置に基づいて算出された圃場面傾斜の値には信頼性がおける。2)測点数が多くなるほど, さらにスタッフを立てる位置の精度がよいほど, 測定精度も良くなる。3)短辺方向の測点の配置は3~5点が望ましい。4)測点の配置は3×4, 3×5または3×7が目安となる。
ISSN:0387-2335
1884-7234
DOI:10.11408/jsidre1965.1987.132_89